生物多様性を学ぼう
更新日:2022年7月25日
「生物多様性」って何?
地球には私たち人間だけでなく、動物や昆虫、魚、植物などたくさんの生き物が生きています。
この生き物たちは、お互いにつながり合いながら生きており、これを「生物多様性」といいます。
「生物多様性」と私たちの関わり
私たちが吸っているきれいな空気や飲んでいる水、食べ物、衣服などは、「生物多様性」からの恵みです。
その他にも、森林は、土砂崩れ防止や水の浄化に役立っています。
このように、私たちは、「生物多様性」の恵みのおかげで生活できています。
「生物多様性」の危機について
私たちが暮らす中で必要不可欠な「生物多様性」に危機が迫っています。
地球上には多くの生き物が生きていますが、自然環境の変化などでこれまで絶滅を繰り返してきました。
しかし、近年の生き物の絶滅のスピードは過去の絶滅のスピードを越えており、このままのペースで生き物の絶滅が進むと、私たち人間も生きていくことができなくなります。
生き物の絶滅のスピードが速くなった理由は、森林の伐採や生き物の乱獲、外来生物の持ち込み、地球温暖化など、私たち人間が大きな原因と考えられます。
「生物多様性」を守るために私たちができること
私たちの暮らしに必要不可欠な「生物多様性」を守るために私たちができることはたくさんあります。
ごみを減らしましょう
ごみを燃やすと温室効果ガス(二酸化炭素)が発生します。この温室効果ガスが増えると地球温暖化につながり、「生物多様性」に悪影響を及ぼします。
家庭ごみの約3割は生ごみですので、生ごみを捨てるときはできる限り水切りや堆肥化をすることで家庭ごみを減らすことができます。
また、紙ごみも家庭ごみの約3割を占めています。雑がみが多いため、燃えるごみと分別を徹底しましょう。
食品ロスを減らしましょう
本来食べられるのに捨てられる食品ロスは、日本で年間約600万tであり、これは日本人1人が毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てているのと同じ量です。たくさんの食品を生産するために、森林を伐採し、土地を開墾することもあります。また、食品ロスはごみの増加にもつながります。
食品を購入するときは、必要な分だけ購入し、「もったいない」を意識して残さず食べましょう。
外来生物に気をつけよう
外来生物が増えると、もともとその場所で生活していた在来生物が生活できなくなり、在来生物が絶滅してしまいます。
市内では、アライグマやアカミミガメ(ミドリガメ)、セアカゴケグモなどが確認されています。
特にセアカゴケグモは特定外来生物に指定されており、攻撃性はありませんが、素手で触るとかまれることがあります。また、アライグマやアカミミガメはもともとペットとして日本に入ってきたものが、捨てられたり、逃げ出したりして日本中に広がりました。
ペットとして動物を飼う場合は、ペットが大きくなっても飼えるかどうか考え、野外に逃がさないようにしましょう。
外来種被害予防三原則
1.入れない悪影響を及ぼす可能性のある外来種を、他の地域に「入れない(持ち込まない)」。
2.捨てない
飼育している動物は最後まで責任を持って飼い、「捨てない」。
3.広げない
すでにいる外来種を他の地域に「広げない」。
市の取り組み
本市では、間伐などの森林の保全や、有害鳥獣の駆除、(公財)おおのじょう緑のトラスト協会と共働した自然環境の活用及び生物多様性保全に関する意識普及などの取り組みを進めています。
また、牛頸川のホタルの保全活動を行っている牛頸ホタル部会へ支援を行うことで、自然環境の保護に努めています。
トレイルマップを持って牛頸を散策してみよう
本市では、『~自然と歴史の散策路~大野城トレイル』を歩く方に向けて、トレイルマップを用意しています。
トレイルマップには、大野城トレイルを歩く上で必要となる、ルートの記載や誘導サインの説明だけでなく、見所に関する写真付きの解説やまち歩きアプリ『ジョークエスト』の案内も記載されています。
牛頸の生き物を紹介した『大野城トレイル うしくび生きものマップ』を持って、牛頸ダム周辺を親子で歩いてみませんか。
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このページに関する問い合わせ先
環境経済部 循環型社会推進課 ゼロカーボン推進担当
電話:092-580-1886
ファクス:092-573-0022
場所:新館4階