高齢者帯状疱疹予防接種(定期接種等)
更新日:令和7年2月25日
お知らせ
令和7年度から実施する「高齢者帯状疱疹予防接種」について、現在の検討状況をお知らせします。正式には令和7年度の予算議決後に決定し、詳細をお知らせします。高齢者帯状疱疹予防接種の内容
開始時期
- 令和7年4月(予定)
対象者
65歳以上の方などを対象に実施する予定です。
注:すでに帯状疱疹予防接種を自費または自治体の助成事業(償還払い)により受けたことがある方は、医師と相談の上、医師がワクチンの効果や既往歴等を踏まえて当該予防接種を行う必要があると判断した場合に、接種できます。
自己負担額(予定)
現在行っている「帯状疱疹予防接種費用助成事業」の助成金を受けた際の平均的な自己負担となる額と同程度で検討中です。決定次第、お知らせします。乾燥弱毒生水痘ワクチン【生ワクチン】(ビケン):未定
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン【不活化ワクチン】(シングリックス):未定
ただし、市民税非課税世帯又は生活保護世帯に該当する方は無料(予定)
注意事項
- 帯状疱疹にかかったことのある者についても定期接種の対象とします。
- 定期接種の対象者が既に一部の接種を任意接種として行った場合は、残りの接種を定期接種として扱います。
(1回目は任意接種として取扱い、2回目のみを定期接種として取り扱う) - 帯状疱疹ワクチンの交互接種については認めません。
(1回目に水痘ワクチン、2回目に帯状疱疹ワクチンの接種は不可) - 他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができます。
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)とそれ以外の注射生ワクチンの接種間隔は27日の間隔を置いてください。
用いるワクチン
帯状疱疹ワクチンには「乾燥弱毒生水痘ワクチン【生ワクチン】(ビケン)」、「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン【不活化ワクチン】(シングリックス)」の2種類があります。接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
乾燥弱毒生水痘ワクチン【生ワクチン】(ビケン) | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン【不活化ワクチン】(シングリックス) | |
---|---|---|
接種回数(接種方法) | 1回(皮下に接種) | 2回(筋肉内に接種) |
接種スケジュール | ー | 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種 注:病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。 |
接種できない方 | 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 | 免疫の状態に関わらず接種可能です。 |
接種に注意が必要な方 | 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 | 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。 |
他のワクチンとの同時接種・接種間隔 |
|
医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能 |
ワクチンの効果
乾燥弱毒生水痘ワクチン【生ワクチン】(ビケン) | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン【不活化ワクチン】(シングリックス) | ||
---|---|---|---|
帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告) | 接種後1年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 | |
接種後10年時点 | ー | 7割程度の予防効果 |
ワクチンの安全性
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。主な副反応の発現割合 | 乾燥弱毒生水痘ワクチン【生ワクチン】(ビケン) | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン【不活化ワクチン】(シングリックス) |
---|---|---|
70%以上 | ー | 注射部位の疼痛 |
30%以上 | 注射部位の発赤 | 注射部位の発赤、筋肉痛、疲労 |
10%以上 | 注射部位のそう痒感・熱感・腫脹・疼痛・硬結 | 注射部位の腫れ、胃腸症状、悪寒、発熱 |
1%以上 | 発疹、倦怠感 | 痒み、倦怠感、全身疼痛 |
帯状疱疹予防接種費用助成事業について(任意接種への助成)
大野城市では、50歳以上の方を対称に、帯状疱疹予防接種の接種費用の一部を助成しています。この予防接種は任意接種です。助成事業については、「帯状疱疹予防接種の費用を助成します」をご覧ください。
予防接種健康被害救済制度について
予防接種の副反応による健康被害が生じた場合には、救済制度が設けられています。なお、帯状疱疹予防接種についても、予防接種法に基づく定期接種、市の規則で実施する予防接種、任意接種では、それぞれ救済制度が異なりますので、ご留意ください。
定期接種
定期接種及び臨時接種によって引き起こされた副反応により健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づき、救済を受けることができます。予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
市の規則で実施する予防接種
任意接種のうち、市規則に基づき市が実施する予防接種によって引き起こされた副反応により健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済制度及び市の予防接種事故災害補償規則が適用されます。
医薬品副作用被害救済制度((独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)ホームページ)(外部サイト)
任意接種
任意接種によって引き起こされた副反応により健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づき、救済をうけることができます。
このページに関する問い合わせ先
すこやか福祉部 健康課 健康長寿担当
電話:092-501-2222
ファクス:092-584-5656
場所:すこやか交流プラザ
住所:〒816-0932 福岡県大野城市瓦田四丁目2-1