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むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和4年7月~9月】

更新日:2022年9月30日

令和初(4年ぶり)の『おおの山城大文字まつり』

 完全開催となった「第40回おおの山城大文字まつり」、初日の9月24日(土曜日)午前中から大勢の来場者があり、2日目のフィナーレ「花火」打ち上げまで、4年ぶりにまつりの賑わいが再現されました。丸山利男まつり委員会会長はじめ、数多の構成団体の皆様、春日署などご協力いただきました協力団体・組織の方々に心から感謝申しあげます。

【初日(9月24日)】

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【2日目(9月25日)】

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 昭和57年(1982年)に産声をあげた私たちの「火のまつり」は、平成の時代を経て令和の御世へと見事に繋ぐことができました。大文字公園中央の「夢灯り灯籠」を描いてくれた小学6年生や旗の舞を熱演してくれた中学生をはじめとして、まつり会場に来場してくれた8万人近い人たちの心に、ふるさと大野城のまつりとして、記憶と記録に残る事業となりました。
 黒子役に徹し、縁の下で力を尽くしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

(感謝一念/井本 宗司 令和4年9月30日)


「大文字の火」を採火(9月17日)

 台風14号の襲来を前にして、「第40回おおの山城大文字まつり」会場で陽火台に献火される「大文字の火」の採火式が9月17日(土曜日)に行なわれました。

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 4月1日のオープニングセレモニーに始まった市制施行50周年を記念する諸事業は、コロナと雨の対策で準備が大変です。そんな中、私は、いつからか「晴れ男」の異名をとるようになりました。「どんたくパレード隊」を始め私が参加したすべてのイベントは、晴天の下で計画どおりに行なうことができているからです。
 台風14号の北上で実施が危ぶまれた今年の「採火式」も展望台に到着した午後1時頃には、雲の合間から太陽が顔を出してくれました。4年ぶりの採火式でしたが、参加された年男・年女(最年長は84歳)の皆さんは、虫メガネの焦点当てに真剣そのもの、見事に着火した時には出席者全員の歓声が山々に響きました。

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 いよいよ40回の節目を迎えた「おおの山城大文字まつり」が「大文字公園」周辺で24日(土曜日)・25日(日曜日)の両日開催されます。4年ぶり(台風とコロナ禍で3年続けて中止)に行なわれる市民手づくりの「火のまつり」にご家族お揃いでお出かけください。
 みんなの願いが天に通じ、両日ともに雨雲を振り払ってくれるものと信じています。

【報告】
 大型台風14号が日本列島を縦断しました。大野城市では18日午前7時7分の暴風警報発令とともに警戒配備体制を敷き、市民の安全と災害への備えをとりました。早めに避難を促した結果、避難者の受入人数は、公民館22箇所で72世帯97名、コミュニティセンター4箇所で90世帯150名、まどかぴあ立体駐車場での車中避難が、5世帯11名、のべ167世帯258名となりました。市内に大きな被害もなく安堵したところです。出動いただきました関係機関の皆様とご協力くださいました市民各位に感謝申しあげます。
 被災された地域の1日も早い復旧を祈念いたします。


(令和4年9月22日 井本 宗司)


【市制50周年記念事業】まどかマルシェ&廃線ウォーク

 9月10日(土曜日)、市制50周年記念事業実行委員会(花田稔之会長)主催で、商店会、にぎわいづくり協議会、福祉団体、NPO団体などの協力を得て、『ONOJOまどかの”輪”プロジェクト』の「まどかマルシェ」や「廃線ウォーク」など7つのイベントが行なわれました。高架化された下大利駅・白木原駅・春日原駅周辺のイベント会場は、延べ13万5千人の人が新しい賑わいの拠点に足を運ばれました。

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 市制施行日の4月1日に、市役所「まどか広場」のオープニングセレモニーで始まった50周年記念事業は、コロナ禍で制限が課せられる中、実行委員会メンバーと市職員の呼吸も整い、「いま、ここ」でできるプログラムに限定して準備を進めてきました。
 まつりやスポーツ・文化イベントが数多く企画されているシーズンの到来。新型コロナウイルスの感染に十分注意しながら、みんなの力で実り多き50周年の秋にいたしましょう。

<追記>

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「まどかマルシェ」で行なわれたスタンプラリー(七福神スタンプが押印された方)の抽選会が、9月12日(月曜日)に大野城市役所で行なわれました。(抽選箱の中には、4,348枚入っています。)総額50万円相当の景品の当選者が決定。(写真は、抽選の様子と抽選が終わり、4人の抽選者でまどかの輪のポーズ)

                   


(令和4年9月16日 井本 宗司)


剣道2題

1.全日本チャンピオン・國友剣道6段、少年少女剣士を指導。

 大野城市スポーツ協会が毎年開催している「有名プレーヤー等によるスポーツ教室」が、9月3日(土曜日)と4日(日曜日)の2日間実施されました。今年は「今宿少年剣道部」の師範で福岡県剣道連盟常任理事の山内正幸先生(剣道教士8段)と今宿少年剣道部出身の國友錬太朗先生(剣道6段・福岡県警察)が来講されました。

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 國友剣道6段は、毎年11月3日(文化の日)に開催されている「全日本剣道選手権大会」で、平成26年(2014年)と28年(2016年)準優勝、令和元年(2019年)の第67回で悲願の初優勝。今年も福岡県の代表権を勝ち取られ、現在は全日本選手権優勝と世界選手権出場を目指して稽古に励んでおられます。

2.1大野東剣道スポーツ少年団、全国大会で3位
     (9月7日に表敬訪問)
      2大野城市立大野東中学校剣道部、全国大会で準優勝
  (9月15日に表敬訪問予定)

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 大野城市立大野東中学校剣道部(平井智也監督)は、全国中学校剣道大会で準優勝を果たしました。9月15日に改めて結果報告のため来庁される予定です。
 その戦績は次のとおりです。

  • 筑紫地区大会優勝        決勝は太宰府中に2-1で勝利
  • 筑前地区大会優勝        決勝は須恵中(糟屋郡)に1-0で勝利
  • 福岡県大会優勝         決勝は玄洋中(福岡市)と2-2。本数の差で勝利
  • 九州大会優勝(鹿児島県川内市) 決勝は大分鶴崎中(大分県)に3-1で勝利
  • 全国大会(北海道釧路市)準優勝 決勝は九州学院中(熊本県)に0-1で惜敗

 大野城市は少年少女のスポーツ熱が旺盛なところです。スポーツ協会もスポーツ少年団も設立時に中心的な役割を果されたのが剣道連盟の皆さんでした。道場に頼らず、公共施設で先輩指導者が子どもたちに稽古をつけ「大野城方式」の武道継承のしくみを確立してこられました。
 伝統を受けつぎ立派な成績を残しながら、しっかりと次につなげようとする剣道連盟傘下の会員各位に改めて心から拍手を送ります。

(令和4年9月9日 井本 宗司)


電車は宙(そら)へ ~長年の夢、叶う~

 九州鉄道(現在の西鉄電車・天神大牟田線)が敷設されて100年、周辺に繁栄をもたらした軌道が8月28日、宙を走った。
 感動の一日をフォトレポートします。

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 西鉄天神大牟田線(雑餉隈駅~下大利駅)の連続立体交差事業が法的に位置づけられたのは平成13年(2001年)でした。福岡市区間が追加されたのは平成20年です。大野城市では昭和47年の市制施行前から西鉄電車高架化の夢を抱き、当時の建設省や福岡県に対し一貫して事業化をお願いしてきた歴史があります。市制50年を迎えた今年、踏切が消え、軌道の平面交差は立体交差へと賑わいの拠点は大きく変わりました。
 これからの50年を見据え、コロナ後のニューノーマル社会における新しい人の流れ、新しい地域文化形成に向けたキックオフの日とも言えます。「歴史を受け継ぎ 未来へつなげる まどかな市」(50周年キャッチフレーズ)のスタートはすでに切られています。

(令和4年9月2日 井本 宗司)


第42回親子読書会を開催320220826.jpg

 コロナ禍で延期となっていた『親子読書会~親子で心ゆたかな時間をすごそう~』が、8月21日(日曜日)に「大野城まどかぴあ」で開催されました。

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 つどいは午前中を2回に分けて、それぞれ1時間ずつ行なわれました。主催された大野城市地域貸出文庫連絡協議会(佐藤恭子会長)の皆さんによってコロナ対策にも万全の態勢が敷かれ、参加されたたくさんの親子に、心ゆたかな時間がプレゼントされました。
 私の手許にある『創立30周年、あゆみ(2011年2月発行)』によると、連絡協議会は1981年に19地域の文庫(現在は29文庫)が集まり設立されました。『あゆみ』の中で、鹿児嶋トシ子初代会長は「全部の公民館にあって、本の貸し出しだけでなく、読み聞かせや工作の指導をし、ネットワークを作って活動しているのは大野城市だけ」と誇らしく語っておられ、パワーを感じます。
 つなぎ、続けることの苦労は、参加した子が親になり、親が世話役になって未来に向けて発展していくことで報われるのではないでしょうか。これからも艱難を乗り越え、一番身近にある図書館として愛されながら、見事なバトンタッチで活動が継承されていくことを期待しています。

[付記]
 最近は、読書の時間がなかなかとれず、書店で書籍を買っては「つんどく(積んどく)」になる始末です。今、読んでいるのは、2月に逝去された元東京都知事・石原慎太郎氏の『「私」という男の生涯』(6月20日第1刷発行、幻冬舎刊)です。多才な能力を存分に発揮し、時に直言、放言をもって世に物議をかもした石原氏が、死後発売するという約束で書かれた曰くつきの自伝です。
 政治諸行のウラ・オモテ、弟・裕次郎氏や家族のこと、愛した女性たちのことなど、読んでいるうちに死後発刊の訳が理解できてきました。
 書き物には、著者の思いやその人が生きた時代背景などが推理・想像でき、楽しい時間を提供してくれます。自分だけの豊かな時間づくりをこれからも大切にしたいものです。

(令和4年8月26日 井本 宗司)


ナガシーズ「帰郷凱旋公演」を応援

 千葉県船橋市を中心に現代版流しのユニットバンドを組んで活躍している大野城市(中区)出身の小山健率いる『ナガシーズ』の帰郷凱旋公演が、8月7日(日曜日)、3年ぶりに大野城まどかぴあであり、私も応援に駆けつけました。

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 大野城市市制施行50周年への祝意を込めた「50th」の文字が中央に掲げられ、左右には紅白幕。製作とセッティングは、小山健氏自身で行なったとの話でした。
 今回は福岡コロナ特別警報発令中のため小ホールでの公演となりましたが、ナガシーズのメンバーは終始熱演で、息の合った演奏で観客を魅了してくれました。

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 思い返すと、2016年(平成28年)に満員のファンを集めて東コミュニティセンターでスタートした帰郷凱旋。その時のステージと客席が一体となった「大野城讃歌」の総踊りは忘れられません。
 今回も当時を振り返りながら「大野城讃歌」を3番まで披露してくれました。生まれ育ったふるさと大野城市の誇りを胸に、全国で活躍している仲間たちにエールを送ってくれていると私は受けとめました。
 コロナ禍で客席が制限される中での公演でしたが、50周年の様々なイベントを充実させ、自慢のふるさと、誇れる大野城市づくりに、私もまた一つ、力こぶをつくりました。

(令和4年8月19日 井本 宗司)


故佐藤陽子さんを偲ぶ

 「大野城まどかぴあ」2代目館長の佐藤陽子さんが、去る7月19日(火曜日)急逝されました。
 初代館長の版画家・池田満寿夫氏(故人、芥川賞作家)とは、1980年(昭和55年)に「結婚宣言」をされ、熱海市に拠点を構えられ、世界的バイオリニストとして活躍中でした。

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2009年4月に林田スマ現館長にバトンを渡された後も、10月(佐藤陽子さんの誕生月)には「名誉館長バイオリンコンサート」を隔年で開催されていました。客席は全席予約制でしたが、毎回超満員で、語りを交えてのバイオリン演奏は陽子ファンにとって至福の時間となっていました。(写真は2019年コンサートのポスター)


 病気療養中であったとの報道でしたが、私は6月26日(日曜日)に「まどかぴあ」でお会いしました。初代館長の功績を称えて1998年に始まった『版画ビエンナーレ』の表彰式に審査員として出席のための来福でした。表彰式の後は展示会場にも足を運ばれ、ギャラリートークでは池田満寿夫大賞作品などについてコメントをいただきました。

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 佐藤陽子さんは、ビエンナーレ終了後の慰労会には必ず顔を出され、鯨料理に舌鼓を打ちながら日本酒を嗜んでおられました。もちろん6月26日は私も同席させていただきました。名誉館長の就任依頼に熱海のご自宅を訪問した時にも、行き付けのお店でご馳走になり、楽しい時間を過ごしたのが昨日のことのように思い出されます。
 バイオリンと声楽を極め、慕って集まって来られる仲間をこよなく愛し続けてこられた佐藤陽子さん、大野城市への長年のご功労に衷心より感謝申しあげます。御霊の安からんことを市民とともにお祈りいたします。

(令和4年8月12日 井本 宗司)


モザイクアート作製にあなたのご協力を!     420220805.png
~ペットボトルキャップご提供のお願い~

 市役所1階ロビーに今、ペットボトルキャップ収集ベア(ふ~太君)が置いてあります。
 今年は市制50周年記念事業として、集まったキャップでモザイクアート(タテ5.4メートル、ヨコ10.8メートル)を作製します。

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 収集場所
 8月19日(金曜日)まで
  大野城市役所1階ロビー
 8月22日(月曜日)~9月22日(木曜日)
  大野城市総合福祉センター
 9月26日(月曜日)~10月31日(月曜日)
  大野城まどかぴあ


 目標は45000個ですが、特に石垣用の灰色キャップが不足しているようです。できあがったアート作品は12月4日(日曜日)の50周年記念式典で披露されたのち、まどかぴあや各コミュニティセンターなど市内の公共施設で展示いたします。
 展示後は、使用したキャップをリサイクルし、その利益を発展途上国の子どもたちへのワクチン(約55人分)として今年も提供することにしています。市制50周年事業にみなさんの善意の手をお待ちします。
      
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(令和4年8月5日 井本 宗司)


夏の特別展(心のふるさと館)に行こう!

九大からの贈り物~世界中の昆虫標本やアンモナイトなど必見の展覧会開催中~

 大野城心のふるさと館(赤司善彦館長)では、夏の特別展として『九大のお宝、み~つけた!「知」のワンダーランドへようこそ』を開催しています(9月4日(日曜日)まで)。私は初日の7月16日(土曜日)に行ってきました。

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 ご協力いただいた九州大学総合研究博物館には、約155万点の標本資料が保存されています。特別展では、昆虫や鉱石、化石など自然科学を中心に9分野から選りすぐりの標本や資料が所狭しと展示されています。
 「今日の展覧会が一番おもしろかった」という小学生の喜びの声が届いています。子どもたちの好奇心を満たしてくれるこの特別展に、夏休みの思い出としてご家族おそろいでご来館ください。

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(令和4年7月29日 井本 宗司)


大野城市消防団、ダブル優勝【7月17日(日曜日)】

 新型コロナウイルス感染症の影響で2年間中止を余儀なくされていた筑紫地区消防操法大会(隔年開催)が7月17日(日曜日)に筑紫野市で実施され、大野城市消防団(田中元春団長)が自動車ポンプの部で4連覇、小型ポンプの部は6連覇を果たしました。

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 大野城市消防団は6つの分団で編成されていますが、今回の大会には2年前の大野城市大会で代表を勝ち取っていた本部分団(自動車)と第三分団(小型)が出場しました。
 訓練開始式の5月16日(月曜日)から週3回の訓練を重ねてきましたが、選手たちは年度当初からも自主訓練で基礎体力を養ってきていました。ダブル優勝は消防署の指導員の適切な指導と他分団の強力な応援体制によるところ大なるものがあったと聞いています。

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 また、大会に向けては地域の皆さんが「操法大会出場実行委員会」(666620220722.jpg野英機会長)を結成し、分団OBや職場、家族の皆さんとともに万全な応援体制を敷いてバックアップをしてこられました。その団結力こそが、この一発勝負の水出し操法で実力を十分に発揮することができた遠因であろうと思います。
 大野城市が市制施行50周年を迎えている記念の年の快挙に市民あげて拍手をおくります。9月4日(日曜日)の県大会でもダブル優勝を果たし、10月に千葉県市原市で行なわれる予定の全国大会(今回は小型ポンプの部)において、伝統を誇る大野城市消防団の結束と質の高い操法技術を堂々と展開してくれることを消防団OBとして私も期待しています。

 (令和4年7月22日 井本 宗司)


山笠と参院選

 最速の梅雨明けでコロナ禍での行事が心配される暑い夏の到来です。
 今年は、3年ぶりに博多祇園山笠(ユネスコ無形文化遺産)の「オイッサ」の掛け声が戻ってきました。大野城市では、「十六番山笠(ソラリア)」の『一飄風造御笠森/人形師:小嶋慎二』が話題となりました。日本書紀に記されている神功皇后伝説「御笠の森」を再現した見事な飾り山笠でした。大野城市に伝わる神話を題材にした山笠が初めて天神ソラリアプラザに立ちました。本日早朝の「追い山笠」で櫛田入りを果たし、博多の夏の伝統行事はフィナーレを迎えました。

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 また、6月22日(水曜日)に公示されました第26回参議院議員通常選挙は、7月10日に新しい顔ぶれが確定しました。選挙戦の最終盤(7月8日)、安倍晋三元首相が白昼の街頭演説中、凶弾に倒れるという前代未聞の蛮行が安全神話の危うさを私たちに投げかけることになりました。故人のご功績に深甚なる敬意を表し、衷心よりご冥福をお祈り申しあげます。
 開票結果は、自公連立政権の大勝と言えましょう。今後、岸田政権にはロシアのウクライナ侵略や円安に起因する当面の物価高やエネルギー対策、さらには安全保障や社会保障、コロナ対策や財政改革をはじめ山積する諸課題に対し果敢に取り組んでいただきたいと思います。
 福岡選挙区(投票率48.7%)は、大家敏志氏(3期目)、古賀之士氏(2期目)、秋野公造氏(3期目)が当選を果たされました。511万県民の福祉施策や安全安心の国づくりのため縦横無尽の活躍を期待いたします。
 ところで、昨年の夏は大野城市長選挙はコロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下で行なわれ、32.0%と近年では最低の投票率となりました。今次参院選では大野城市の投票率は3年前の参院選を8.6ポイント上回る51.9%でした。大野城市では、有権者の皆さんに期日前投票をお願いするなど広報活動を強力に進めた成果が出たものと考えます。
 来春の統一地方選挙での投票率アップに向け、もう一段の手立てを、今後考えていかなければなりません。

 (令和4年7月15日 井本 宗司)


九州ハニーズ(女子野球)と連携協定

 市役所表敬訪問について5月20日の「つぶやき」で紹介した女子硬式野球クラブチーム「九州ハニーズ」と、大野城市は7月4日(月曜日)に『連携協力に関する協定』を締結しました。

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 九州ハニーズと相互協定することで本市が「女性活躍のまち」「スポーツ振興のまち」として、認知度が高まることを期待しています。
 具体的には、まず九州ハニーズの練習場の確保等についての支援や、広報・SNS等によるチームのPRを大野城市が行ないます。また、市民応援デーやスポンサー募集協力などの活動が考えられます。
 九州ハニーズは、市の講演会やスポーツ教室等で指導していただき、女性活躍のPRやスポーツによる体力向上、地域活性化に協力いただきます。また、九州ハニーズでは、将来15歳以下女子中学生チームの編成などの大きな構想があり、今後は市としてのバックアップの方法など検討していきます。

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 大野城市は、これまでプロ野球選手を多く輩出してきていますが、女子プロ野球が復活し、本市を拠点とする九州ハニーズが九州リーグで、そして全国リーグで活躍してくれることを夢に描いて、チームの応援とファンの獲得に協力してまいります。
 現在、全日本女子野球連盟では女子野球で町おこしをしようと「女子野球タウン認定事業」が進められていると報道されています。まずは、女子野球の価値を見い出し、市民の1人でも多くが九州ハニーズをサポートしてくれることが大きな一歩の始まりになると思います。

 (令和4年7月8日 井本 宗司)

むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和4年4月~6月】

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