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子宮頸がん予防のHPVワクチン接種について
更新日:2022年07月04日
子宮頸がん予防のHPVワクチン接種の「積極的勧奨の差し控え」の終了について
HPVワクチン接種は、平成25年4月より、法律に基づく定期接種として実施しているところですが、国から「副反応の発生頻度が明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種の勧奨を差し控える」との通知を受け、本市では同年6月より積極的な勧奨は行っておりませんでした。
その後、国の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」において、HPVワクチン接種の積極的勧奨の再開について検討がなされ、令和3年11月「ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の今後の対応について」の通知を受け、本市においても「積極的勧奨の差し控え」を終了することとしました。
対象者の方へは、令和4年7月末までに個別通知を送付予定です。
注:個別通知を受け取られる前でも、接種対象年齢に該当される方は、接種医療機関での接種が可能です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸がんについて
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染がきっかけで起こると考えられています。
このウイルスは、「女性の多くが一生に一度は感染する」といわれているウイルスです。感染してもほとんどの人は自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
子宮頸がんは日本では年間約11,000人(2018年)が発症し、年間2,900人(2019年)が亡くなっています。HPVワクチンを接種することで、将来の子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐことができます。
HPVワクチンのリスク
多くの人に、接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。
また、ワクチン接種後に、まれですが重い症状(呼吸困難、じんましん、手足の力が入りにくい、頭痛、嘔吐、意識の低下など)が起こることがあります。また、広い範囲の痛み、手足の動かしにくさといった多様な症状が報告されています。
接種を希望する場合は、厚生労働省ホームページをご覧いただき、ワクチンの有効性とリスクを十分にご理解いただいた上で、接種についてご判断くださいますようお願いします。
定期接種
対象者・接種方法
ワクチン名 | サーバリックス | ガーダシル |
---|---|---|
接種対象年齢 |
|
|
標準的な接種学年は中学1年生 | ||
接種間隔 | 初回(1回目) →初回から1か月後(2回目) →初回から6か月後(3回目) |
初回(1回目) →初回から2か月後(2回目) →初回から6か月後(3回目) |
(上記の接種間隔を とれない場合) |
初回(1回目) →初回から1か月以上の間隔(2回目) →初回から5か月以上、かつ2回目 から2.5か月以上の間隔(3回目) |
初回(1回目) →少なくとも1か月以上の間隔(2回目) →2回目から少なくとも3か月以上の間隔(3回目) |
1年以内に3回の接種を終了することが望ましい |
注意事項
- 予防接種を希望する際には、事前に医療機関に電話などで予約を行ってください。
- 体調の良いときに接種してください。
- 予防接種をする前に、予診票をよく読み、記入してください。予診票は医療機関にあるものをご使用いただくか、市役所でも配布します。
- 予防接種法に基づく予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障がいを残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
実施医療機関
- 定期予防接種実施病(医)院(PDF:68KB)
子宮頸がん予防ワクチンの任意接種費用の助成について
子宮頸がん予防ワクチン接種の積極的勧奨の差控えにより、定期接種の機会を逃した方が、定期接種の対象年齢を過ぎて、任意接種として自費で接種していた場合、その費用を助成します。詳しくは、下記ホームページをご確認ください。
子宮頸がん検診を受けましょう~20歳になったらできること~
20歳になったら、子宮頸がんを早期発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。
HPVワクチンで防げないタイプのHPVもあります。
ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら2年に1回、必ず子宮頸がん検診を受けてください。
このページに関する問い合わせ先
こども未来部 こども健康課 母子保健担当
電話:092-580-1978
ファクス:092-574-2053
場所:新館2階